カーボンパーツの組み付けにはアッセンブリーコンパウンドを使います|軽量折り畳み自転車、ミニベロのESR

カーボンパーツの組み付けにはアッセンブリーコンパウンドを使います

皆様こんにちは
今日はカーボンパーツを使用しているHMR-EXの部品の組み付け時に使用するケミカルについて説明します。
パーツの位置調整時や部品交換の際の御参考になさってください。


HMR-EXは既にご紹介しているとおりハンドル・ステム・シートポストなどにカーボン製品を使用しています。



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金属パーツ同士の組み付け場合はシートポストの差込部分やステムとハンドルのクランプ部分などの各部には薄くグリスを塗布しますが、カーボン製品の場合グリスを塗ると滑りやすくなってしまいます。

そして、滑らないようにと高いトルクでネジ締めすぎてしまうと素材に割れが発生して部品を破損してしまいます。
また、グリスを使わずにパーツを組んでカーボン素材と金属素材が密着した状態でここに雨などで水がかかると電食がおこりパーツが腐食してしまいます。
シートポストで電食が起きるとフレームとポストが固着して抜けなくなってしまいます。



そこでカーボン素材の部品を組み付ける場合はグリスの代用品としてアッセンブリーコンパウンドと呼ばれるカーボン部品組み付け専用のペーストを使用します。
名称は製造メーカによりまちまちでファイバーグリップという製品名で販売されている製品も御座います。



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写真の様にグリス状のペーストに細かい粒状の物質が混ぜてケミカルです。
粒々の滑り止め効果のおかげで高いトルクでネジ締めつけなくてもパーツを固定することができ、また塗布膜でカーボン素材と金属素材の直接の密着を防ぎ電食の発生も防ぎます。


HMR-EXの購入後パーツを新たに購入して交換する時には必ずアッセンブリーコンパウンドをお使いください。

  • esrstaff
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